黙殺の音　騒音で殺人or殺人未遂

騒音レベルは沖縄・普天間爆音ほどではないと思うけれど

　５日午後４時２０分ごろ、堺市中区福田の路上で、近所の女性から「男女２人が血を流して倒れている」と１１９番通報があった。堺市消防局によると、現場近くに住む大塚圭子さん（４５）と４０代とみられる男性が胸などを刺され倒れており、ともに搬送先の病院で死亡した。大阪府警は大塚さんの隣に住む無職、大芦（おおあし）明容疑者（４３）を殺人未遂の疑いで緊急逮捕。同容疑者は「騒音トラブルになり刺した」と認めており、府警は殺人容疑に切り替えて調べている。

　西堺署によると、大芦容疑者は家族の大工仕事を普段から手伝っており、この日も午後２時ごろ、裏庭で電動かんなで作業。大塚さんの同居人とみられる男性から騒音で注意された。

　同容疑者は約２時間後、隣家の大きなドアの音を聞き、再び苦情を言いに来ると考えて激高。自宅台所から出刃包丁（刃渡り１８・７センチ）を持ち出し、隣家の前で男性を刺した後、近くにいて悲鳴を上げた大塚さんも刺して逃げた。包丁は現場に落ちていた。

　大芦容疑者は知人の説得を受け、現場から約８００メートルのコンビニ店の駐車場から「隣に住む男女を刺してしまった」と１１０番通報。「以前から男性に騒音で苦情を言われていた。また苦情を言われたので腹が立ち、生かしておけないと思った」と供述している。

　現場は、南海高野線北野田駅から西約２キロの住宅街。

　付近の住民によると、大塚さんらは最近引っ越してきたばかり。自宅付近で無断駐車する車にクラクションを鳴らすなどし、トラブルになることもあった。また、大芦容疑者の知人も近くに路上駐車することがあり、大塚さんらが自宅前に駐車禁止の張り紙をしていたという。

　近くの６０代女性は「２人は今年夏ごろから犬を飼い始め、週末に仲良く散歩していたのに」と驚いた様子。別の６０代男性も「こんな静かな所で事件が起きるなんて信じられない」と話した。

　　”別の６０代男性も「こんな静かな所で事件が起きるなんて信じられない」と話した。”とあるが、どういう風に”静かな所”なのか。大芦容疑者の大工仕事の騒音を何とも思わなかったのだろうか？　それと「犬を飼い始め」の犬の吠え声はどうだったのだろうか。
　「隣家の大きなドアの音を聞き、再び苦情を言いに来ると考えて激高。」「また苦情を言われたので腹が立ち、生かしておけないと思った」と言う言葉から思うに、大芦容疑者にとっては被害者の苦情が”騒音”になっていたのであろう。騒音苦情には心理的な要因が大きく作用すると言うことのよい例である。騒音苦情は、「聞こえる、聞こえない」で処断出来るモノではない。

　マンションの同じフロアに住む女性の布団をたたく音やほこりをめぐってトラブルになり、一緒にいた男性を刺したとして、警視庁世田谷署は２日、殺人未遂の現行犯で東京都世田谷区下馬、無職、西田官（つかさ）容疑者（８０）を逮捕した。同署によると、「刺したことは間違いない。以前から、トラブルになっていた」と供述している。

　逮捕容疑は、２日午前１１時５０分ごろ、マンションの自室前で、職業不詳の男性（２７）を包丁（刃渡り約２０センチ）で刺し、殺害しようとしたとしている。男性は腹を負傷したが、命に別条はないという。

　同署によると、西田容疑者は同じフロアに住む女性に「布団の音がうるさく、ほこりがくる」などと言ってベランダ越しに口論になった。女性と一緒にいた男性が自室にきたところ、刺したという。

　近隣住民の１１０番通報で駆けつけた署員が事情を聴いたところ、西田容疑者が刺したことを認めたため、取り押さえた。

　最近(2012/4)の出来事。
我が家の近くで天気さえ良ければ布団を干して、その後延々とパンパン叩いていたお家は引っ越してしまいました。
7匹いたキチガイ吠え犬の一匹が居なくなりました。その家の庭は荒れまくっています。犬どころではなかったのでしょうか。

　広島県警広島南署は９日、同じアパートに住む男性を包丁で刺したとして、広島市南区旭２、無職、石井二三夫容疑者（６９）を殺人未遂容疑で逮捕した。男性は搬送先の病院でまもなく死亡した。同署は容疑を殺人に切り替えて調べている。

　逮捕容疑は同日午前６時１５分ごろ、アパート近くの路上で無職の西山国雄さん（７０）の胸や背中など数カ所を刺したとしている。

　捜査関係者によると、石井容疑者は西山さんの部屋の下の階に住んでおり、「足音がうるさかった」などと供述しているという。【黄在龍】

　騒音の苦情を言いにきた隣人の無職男性（６６）を刺したとして、大阪府警四条畷署は９日、殺人未遂と銃刀法違反の容疑で、大阪府大東市三箇の無職、松原常信容疑者（７２）を現行犯逮捕した。「以前から騒音でもめていて、殺してやろうと思った」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は同日午前２時１５分ごろ、アパートの自室で、松原容疑者に壁をたたかれたことに腹を立てて訪問してきた隣人男性の左胸を果物ナイフで刺し、殺害しようとしたとしている。松原容疑者は自ら「人を刺した」と１１０番し、男性は病院に搬送された。

　同署によると、松原容疑者は「寝ていたら（男性が）壁をたたいてきたのでたたき返した」と供述。以前から男性と騒音をめぐってトラブルになっていたという。

22 開業医「うるさい」とバットで除雪重機の窓割る 騒音被害者が加害者

　札幌西署は２６日、札幌市西区山の手６の７、医師滝内敏朗容疑者（４５）を器物損壊容疑で現行犯逮捕した。

　発表によると、滝内容疑者は２６日午前３時半頃、家から金属バットを持ち出し、近所の月決め駐車場で除雪をしていた重機の運転席側窓ガラス２枚を割った疑い。運転席には作業員がいたが、けがはなかった。

　同署幹部によると、除雪車は前日の夜から作業をしていた。調べに対し、滝内容疑者は「（除雪の音が）うるさくて腹が立ってやった」と話しているといい、２６日午前２時頃にも作業員に「うるさい」と苦情を言ったとしている。

　滝内容疑者は、札幌市中央区で整形外科医院を開業している。

（2013年2月26日16時12分読売新聞）

　１３日午後６時１０分ごろ、大阪府東大阪市長瀬町の市営住宅３階の一室で、住人男性（６３）が、訪ねてきた男に胸付近を数カ所刺された。男性は病院に搬送されたが、命に別条はないとみられる。

　事件に気付いた近所の住人からの１１０番を受け、大阪府警布施署員が駆けつけたところ、１階部分で座り込んでいる男を発見。男性を刺したことを認め、そばに血の付いた包丁が落ちていたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

　同署によると、男は１階に住む無職、佐坂正広容疑者（５８）。「（男性が）３月ころから部屋の床をたたいたりしてうるさかった。我慢の限界が来たので、男性とその妻を殺そうと思っていた」などと供述しているという。当時、妻も家にいたが、けがはなかった。