風車を"聞き"に行く1

豊橋市細谷、田原市久美原


 既設の風力発電施設により被害が出ていると言う愛知県豊橋市細谷、田原市久美原地区に出かけた。細谷地区では中部電力による新たな大規模な風力発電の建設計画が進められようとしている。風力発電を低周波音問題との関連で考えてみる。


1)「細谷」風力発電所

豊橋市細谷地区

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 過日、既に風力発電施設一基が建設され、その影響で被害が出ていると言う豊橋市細谷地区(左地図)に出かけた。渥美半島の付け根を横断している国道1号線の潮見坂近辺(左地図右端)から国道42号線に入る。この道は正直に言えば、旅行者的には伊良湖岬観光の行きか帰りかに通り過ぎるだけの何の変哲もないごく普通の農業地帯の田舎道である。
 
 3km程進んだところで車窓左手の民家越しにちらりと風車が見えた。目的がそれでなければまず気付かない程度のチラリ。
 しかし、こういった高さ60mなのでおよそ20階建てのビルのモノが普通の地域に突然存在するのは、結構、異様な感じがする。民家越しにゴジラがニョキと現れたような感じに近い。因みにゴジラの身長は小説版では60mだそうだから高さは似たようなモノか。

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 方向を定めて、少し上り気味に海岸方向へ1km少し一面畑の農道を行き、最後は未舗装の、何となく温暖地風の雑木林に囲まれたところに「細谷」風力発電所(M&Dグリーンエネルギー(株)GE製 1500KW)の風車は存在する。ここら一体は海岸からかなり急に50m程上がった丘陵地帯である。文字通り海抜50mと言うことである。当日は風がほとんど無く稼働していなかった。従って、辺りは耳を澄ませば波音が聞こえるくらいの無音の地である。


2)中部電力の風力発電計画

 ここの周辺には'08年中に中部電力が13基の風力発電施設の建設を図1の様な状態で予定していると言う。計画は現在一応停まっているが、中電としては自社製( or設計?)で行くと言うことでもあり、また中電の地域としてはそうそうにない風力発電に絶好のポジションであり、簡単に手を引くことは無いであろう。

 さて、ここからの地図は南北が逆になり地図の上が南。大体の位置は右図の黄色ピン位置で、海に向かって左方向の静岡県寄りに4基、伊良湖岬寄りに9基の計13基を、海岸から3、4百メートル離れた高台に、北西、南東の風を受けるべく、約6km強にわたり直線上に建設する計画と言う。素人目にも何となく風車には絶好の立地条件のような気がする。

 しかし、既設のたった一基の風車により既に被害を受けているこの地区の風力被害者の会の「風力発電を考える会」では、既に稼働している風力発電所(既設細谷)の影響で、ここから200m〜900m離れた地域の人に低周波被害が出ているという。図2は半径約1kmの範囲を示すのだが、中には2km以上先の人も被害を訴えていると言う。

 一般にこれまで「低周波騒音被害は女性が多く、男性はかかりにくい」等と言う話しも有ったが、私自身そんなことはないとない、と思い続けてきたが、まさにここでは男性の被害者が少なくない。
 低周波音被害発症に関しては男女差は無いと考えている私としては、この地区は農業が主で、専業主婦的に騒音現場にいる時間が女性が圧倒的に多く、単に女性がなりやすいと言うだけで有ることが証明できたように考える。即ち、条件さえ与えられれば、男女の関係なく同じように発症するのではなかろうかと確信した。

 それは詰まるところ、「長期暴露が身体的にも心理的にも決定的に影響を与える」と言うことである。私の感じとしては、条件が同じなら神経の弱い男性の方が、むしろ被害者になりやすいのではないかと考えるくらいだ。


3)地域の「しがらみ」

 「風力発電を考える会」では、まだまだ被害の届けは少ないと言う。確かに、実際に全然「聞こえない人」も「感じない人」も居るであろう。都会の人には解らないかもしれないが、ここに限らず「風車」が建つような地域の社会的環境を考えると、実際に被害を感じていても地域の様々な「しがらみ」や、周りの地域の目を考えると、なかなか声を上げられない人も少なくないはずだ。
 
 1基でこれである。後13基建ったらどうなるかは容易に想像できるはずだ。少なくとも建設する側の中電は良―――く解っているはずだ。しかし、電力会社としては「国策」の前にはそんな悠長なことは言っていられない。進め始めた計画はとにかく、最近自民党が衆議院でやっている様に”粛々”と進めるしかない。後はとにかく造ってからの事である、とでも思ってしまう。

 これから建つ他地域の人たちは、中電の説明では「住宅から250m以上離せば、騒音問題、人体への影響はない」と言うから図3程度であろうと思い、「今、影響があったと言っている人たちは“特殊な人達”で、それに乗せられている人たちは心配性過ぎる」とでも思って、ハンを突くのであろう。

 だが、今「影響があって反対している人たちの中間値」をとった建設予定の風車を中心とした半径500mの地域をとった図4を見れば解るように、海岸線に見事に"風車音壁"ができることは容易に解るであろう。

 どんな被害でもそうだろうが、実際に被害を受けた者でないと想像すらできない部分が多い。実際に風車ができれば、伊方や伊豆の例を見るまでもなく、間違いなくかなりの確率で被害者は出るはずだ。
 他地域で被害が出ているのにこの地域にだけ新たな被害が出ない、などと言うことは有り得ないのである。ほぼ同じ様な状況の隣の地区で被害が出ていれば、「あなた」の地区でも間違いなく被害者は出るはずだ。しかもその被害者は例え範囲外にあなたが住んでいても、「あなた」であるかもしれないのだ。

 この被害に対する事業者側の対策は今のところ「二重サッシとクーラー」しかない。それが決して有効でない事は既に実証済だ。そして、何よりも風車稼働時にこそ窓を開け放って取り入れることのできるはずの「自然の風」を享受できなくなるのだ。

 そして、なによりも心配なのは、既設風車から500mに存在する保育園と、計画風車4番と5番(700mの距離)の中間地点に位置する老人ホームへの影響である。この計画が進めば、結果として、"専門家"が「回復の方法が無いような実験はできない」としている低周波の長期暴露の一大“人体実験”場が出現することとなる。営業妨害などと言わないでほしい。あくまで本当に心配なのだ。

 国が本当に少子化阻止や健康な高齢者を考えているのなら計画は予防措置の観点から即刻停止すべきであるが、悲しいことに欧州と違い日本にはこういった観点が法律的に全くない。これは簡単に例えれば、ストーカーに殺されないと警察は事件として動かないのと同じ様なモノである。


4)「風車病」の特徴

 これまでの低周波被害「否定」の“決まり文句”は、「被害者が一家に一人」「地域で“あんた”一人」「世界的にも被害例がない」そして、「聞こえない音で音の被害が出るはずはない。あんたの気のせい」であり、果ては「精神科へ行ってはどうか」と言う、行政を始めとする”専門家”先生達の「お決まりの」言葉である。

 この「風車病」については今のところ、「専門家」の先生は一人として語っていない、と思う。もちろん、中には、風車マニアと同じように、「世界的にも被害例がない」「聞こえない音で被害が出るはずはない。あんたの気のせい」などとお題目を唱えている者もいるらしい。

 だがしかし、「風車病」は@「被害者が一家に一人ではない」そして、A「地域に被害者が一人ではない」B世界的に被害の訴えが存在する、と言う点がこれまでの低周波被害と根本的に異なる

 そこで低周波音の”専門家”の先生方も、これまでの様に、「個人の特異性」「きのせい」だけで、被害者を言いくるめたり、精神病扱いする事もできず困っているはずだ。それは、低周波音被害の“切り捨て道具”として登場した「参照値」を“錦の御旗”として掲げた先生方の集まりである騒音制御工学会が移動音源等の低周波音に関する意見募集の中でわざわざ

 「このほか、地球温暖化対策の一環で設置が増加している風力発電施設について、低周波音発生の有無や発生状況に関する知見が十分とは言えません。これらの移動発生源等からの低周波音は、発生形態や周波数特性等、手引書が対象としている固定発生源から発生する低周波音と異なる点も多く、移動発生源等からの低周波音を測定・評価するにあたっては、手引書で用いた対応方法をそのまま用いることは難しいと考えられます。
 そこで、これらの発生源からの低周波音について検討をするにあたり、広く識者のご意見や知見を募集することとしました。」

 と言うことで、「このほか」などと言って添え物的扱いをしているが、この「意見募集」のメインは「(沖縄米軍基地の)ヘリと風車」と言う、これまでの個人の低周波音被害とは異なり、被害者が複数人であると言う点で、どう「言いくるめようか」という"専門家"的にも「困った問題」なのである。私としては問題の本質は同一線上にあると考えている。

 もし、「風車病」なる“病気”が風車とは全く関係なく、いわゆる「風説の流布=明白に虚偽とは言えなくとも、合理的な根拠のない情報」であるなら、官民一体となり、マスコミもこぞってその真偽を確かめるか、虚偽であると明言すべきであろう。でないと、風車の建設促進が妨げられるのではないか。

 もし本当に、その地域にだけ突然出現した“原因不明の奇病”であるなら、それは本当の「風土病」であり、即刻、徹底的に検証をして原因を究明するのが現代の「科学」特に「医学」の使命のはずであろう。少なくとも、今の時代、日本国も水俣病を否定し続けた時代とは大きく違うはずであろう。しかるに、低周波音問題は問題になってから既に30年以上が過ぎているのに、根本的な方策が全く打たれていない。少なくとも「知見がない」としている医学界は情けない。もちろんお医者さんも今は保健、医療制度の大改革の時でそれどころではないのかもしれない。
 
 尽くすべき手を尽くした後に、万が一、憶が一にも、何らの“科学的知見”が得られないなら、それは現代科学が解明できない未知の現象であると素直に認めるべきで、素直に対策を考えるべきではないのか。そうでないなら、被害を訴えている“苦情者”(環境省や”専門家”は低周波被害者を頑なにこう言い続けている)たち全てが「詐病(嘘の病気の訴え)」であると声を大にして、風車事業者は風車病を訴えている「苦情者」を事業妨害で糾弾すべきであろう。しかし、そうした話しは聞かない。それを「しない」と言うより「できない」ところにこの問題の真実がある。

 そう言った“科学的知見”らしきモノすらなく、事業者側は、地権者側より人数の多いような”説得団”で、“グループ別け“説明会や、説明会でウザイ質問をする地権者の家を集中的に訪問したりして、「大丈夫だ」「ご理解を」を連発していては、沖縄の基地騒音と同じく説得の手段は「我慢というご理解」しかないと言うことだ。
 
 まさに、短期暴露の“実験”で定めたような「参照値」や可聴域の「騒音基準」で「大丈夫。大丈夫。低周波音は聞こえるような音ではないから心配は要らない」「仮に聞こえてもそれは人間の健康に被害を与えるモノではないから大丈夫」などと言われても、実際に苦しんでいる被害者は納得できるモノではない。さらに、そうした”苦情者”が一人や二人ではなく、人家の近くに風車が有るところでは複数存在すると言うことは、その他大多数の風車に関係ない人たちにとっても風車は危険な”殺人機器”とまでは思わないかも知れないが、不気味な存在であると思わざるを得ないであろう。


5)風車建設説得への第一歩

 私個人は風力発電そのものに反対するわけではない。ただ、国土的に日本には決定的に向かない方法であると考えるだけだ。見渡す限り人が住んでいそうもない土地なら非常に結構である。むしろ、夜になれば人にがいなくなる都会のビル群の屋上にでも小型の風力発電施設を一杯建てたとか、田原臨海風力発電所の様に広大な工場敷地にバカバカ建てれば文句を言う人間自体が居ないのであるから問題になりようがないのである。少なくとも夜になれば人が居なくなる地域に建てればいい。何が何でも一般住民の家屋の近くはいけない。

 人家の間近などと言う例は外国ではないはずだ。だから、外国には被害の例がないのだ(どうも実際はそうではなく、近隣人家からの被害の訴えが出ているようだ)。なぜ、外国に被害例が無いかくらいは賢明なる”専門家”なら簡単に解るはずのことであろう。そう言った事情を無視して、「海外にも被害例はない」などと言う風力発電関係者は、日本は何か特別なのかしら?、と思わないのだろうか。そう思わないのは、単純にそう思いたくないだけなのだろうが、それを黙認と言い形で放置している国にこそ最大の責任があるはずなのだが。

 しかし、どうしても近くに人が居る地域に建設したいなら、事業者側の説得に際してひとまず最も有効且つ実証的な方法を一つ提案したい。それは風車の被害が机上の計算通り、事業者側(この場合は中電)が言うように「採用予定の風車は住宅から250メートル以上離せば、騒音問題、人体への影響はない」というなら、住民側が言うように「風車の近くに小屋を建てて半年住んでみろ」と言う事だ。そして、そこには「事業者側の“複数の説得員”が既設の風車から250m離れた地に家を借りるか、仮設の家でも建てて住みながら説得に回ることである。即ち”説得者”が当該地で半年以上暮らすことである。
 恐らく住民もそのくらいの便宜は図ってくれよう。そうして、以前と変わらず、元気に「大丈夫です」が繰り返せるなら、間違いなく、説得の時ばかり出かけてきて説得するより、遙かに説得力有る説得ができるはずである。
 敢えて、“複数員”としたのは、もし“駐在員”が一人だと、万が一その人間が仮に「風車病」になっても「あれは特別」と言うようなことを平気で言うのがこの分野の専門家の常であるからだ。
 
 だが、この方法はまず可能ではない。何故なら、恐らく”専門家”は、「それは“人体実験”になるからできない」などと平気で言うからである。××も休み休みに言えと言いたいところだ。被害者には「実験なし」の「机上の計算」だけで「大丈夫」とし、後は「ぶっつけ本番」と言うのだから何とも開いた口が塞がらない。

 これは明らかに「科学による詐欺」である。因みに、「詐欺」とは辞書では、「@他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。A法律で、他人を欺いて錯誤に陥れる行為。」である。「錯誤」とは、「その人の認識と客観的事実とが一致しないこと」であるそうだ。

 てなことを考えようと、考えていたら、風車が動き始め、「シュッ、シュッ」と言う風車ファンにすれば多分気持ちのいいらしい「羽の風切り音」がし始めた。しばらく経っても本格的稼働状況にならないのでその場を後にした。


6)さらに、地域の「しがらみ」や「絡み」

 この地域にはもう一箇所、岬方向に向かったところに、既設風車がある田原市六連町の「久美原風力発電所」に向かった。ここでの被害状況の経緯は東日新聞の記事に詳しいので参照してほしいのだが、風車被害と言うより、まさに、低周波問題、広く言えば、公害問題の典型を地で行くようなものである。

 要点は次のようである。

@ 地主、自治区の金のための独断専行
A 田原市役所の無能さ(課長しか測定器を扱えない。しかも普通の騒音計。環境省が言うところの”低周波音の専門家"もここにはいないようだ)
B 愛知県の”専門家”かと言える様な測定のイージーさ

 @ は風車問題が普通のいわゆる民民の低周波問題と違う大きな点である。建設地そのものの土地は大した広さは必要ではないので、一人の地主で済むかも知れないが、広範な地域の了解を得るとか、農地なら農地転用と言うザル法に近い法律のため農業委員会など自治区を介在せざるを得ない。そのためにはまずは「上」から了承させなくてはならない。そのため地元のお偉いさんが登場し、いやが上にも「地元のしがらみ」が絡むことが多いことである。さらには、被害を受けるはずもない地元の賛成側有志が色々と手を出すわけだ。
 自治区と直接の関係はなかったのかも知れないが、「細谷」風力発電所の場合には、風車以前に、「産廃処分場」が来ると言う話しがあり、住民達も、産廃よりは風力発電所の方が「まだマシであろう」と思い、「ハンを突いた」人が少なくないという。今思えば産廃処分場の方がマシだったのかも知れない。
A Bについてはこれまでも延々と述べているので割愛。


7)風車の「極超低周波空気振動」

 さて、話しを風車に戻すと、ここも「から運転」中で、近くでは風切り音が大きいだけで、測定的には2〜3Hzの“音”も出ているのであろうが、音圧が低くいのか気にならない。だが、発電が始まると室内でそれまで50〜60dBであった音圧が、周波数は変わらず10〜18dB音圧が増すと言う。これは聞こえる音の静音化で家電メーカーが宣伝で使う、「3dB下がると騒音は1/2になる」と言う理論を当てはめてみると、10dB上がると2×2×2=8倍以上、18dBでは何と、2×2×2×2×2×2=64倍“聞こえない音”の音圧が上がることになる。即ち、聞こえる音なら「轟音」がすることになる。

 低周波音化と言うのは騒音低減対策においては実にこれしかないというよな決定的な「隠れ蓑」としか言いようがない。加害者側であるメーカーが容易に手放すはずがない。そして、「経済」振興を図る国が規制するわけがない。

 周波数数ヘルツで10〜18dBアップする音圧部分こそが、近隣住民を「風車病」にする「真犯人」である「極超低周波空気振動」なのだが、この差は、風車の近くでは、「風車病」でない人でも、強烈な空気の圧迫感や目眩がして、直ぐさま退散するという

 今回、この“音”を私は幸いにと言おうか、残念ながら“試聴”できなかった。だが、これこそ、超低周波音の英語訳である”infrasonic sound”の俗訳、「silent noise=無音騒音」とか「killing noise=殺人騒音」と言うのがピッタリなのであろう。それにしても、日本語は科学単語の訳が実に貧困だ。まー、元々科学者にそう言ったセンスのある人間が少ないのであろうし、仮にあっても、「黙殺の音」等と言う様な政治がらみのようなヤバイ訳はしまい。


8)風車問題の今後

 先日、「米エネルギー省は、2030年までに米国内の電力需要の20%を風力発電でまかなえると報告をまとめ、現在1%の比率を原子力発電並みに高める」と報じられた。アメリカのポチであり、CO2削減策の盟主である日本国が風力発電を「国策」から降ろすことは当面無かろう。であれば限られた条件の日本国で風車を「風車病」を生じさせない日本独自の方策を考えるしかないのだが、本当はこの後に、”9)風車騒音解決への私案”等と言う、私的にはなかなか興味深い、今回の核心の部分が続くのだが、だれも耳を傾けてくれそうもないので割愛とする。

 結局今回は「真犯人」の存在をこの体で確認できなかったので、風の具合を見て再度出かけるしかない。

 と言うことで、今回撮ってきたビデオを編集して先にアップしてある「レクイエム風車」を作ってみた。
 

080524


最後まで読んでくれてありがとう。


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